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さぬき市の一級建築士「谷野設計」の寺社建築探訪記さぬき市の一級建築士「谷野設計」の寺社建築探訪記

2015.10.26

書写山圓教寺の大講堂ー室町時代の唐様三手先

 

書写山 圓教寺(えんきょうじ)の本堂、大講堂⭐️

食堂と常行堂という修行堂と3つの建物がコの字型に配置され、三之堂(みつのどう)を形成しています。

創建は986年とのことですが、現存する大講堂は、室町時代の建物。
木本来の風合いを活かした侘び寂びを感じる建物です。
塗装は漆喰塗装を軒周りなど、一部に用いているだけですね⭐️
これも室町時代の寺院の特徴です。

45度で分岐している三手先が見受けられます。
これは唐様伝来の手法で、この手法が多く取り入れられるようになったのも、室町時代の特徴。

唐様の意匠を目一杯用いている建物は、割とゴテゴテな感じなのですが、ごく一部にさり気なく唐様の意匠を用いている、奥ゆかしさを感じる建物です(ฅ’ω’ฅ)

 

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