2019.11.19
こんにちは☆
さぬき市谷野設計の谷野です(^^)
お読みいただき、有難うございます。
日の暮れるのが早くなりましたね。
だいぶ寒くなってきたな~ということで、年末恒例の感謝忘年会の日取りも決まり、
年の瀬を意識する時期になってきました。
夕方、現場の建具の打合せに建具職人の工房へ。
建具職人の工房に行くのは、いつも楽しみなのです♪
建具のデザインの打合せはもちろん楽しいし、
工房で職人の仕事を見るのも楽しいし、
工房にある古い建具や職人の道具を見せてもらったり、教えてもらったりと、楽しいことだらけ(*‘ω‘ *)
工房に着くと、早速 頼んでいた横組障子が出来上がっていました。
障子も建具職人が行うと思われている方が多いかもしれませんが、『紙』に関する職人は、「表具師」になります。
なので、この後この建具は表具師さんの所へ向かいます。
同じ和室に使うものはデザインを合わせて統一感を出しています。
相も変わらず、細部の仕上がりが美しくて、惚れ惚れ(*’ω’*)
隅々まで愛でさせていただいた後に
年期の入った薪ストーブの前で
上の障子の現場の戸襖の引手の高さ等を打合せ、
別の現場の額入障子のデザインを打合せ
縦横の桟の間隔や、組み方、腰の有無、ガラスの有無、引手のデザイン等、
障子のデザインは無限大で、いつもデザインの打合せはワクワクして楽しいです(´艸`*)
そして、見つけてしまった!!!宝の山
製作途中で出る切れ端。
発掘許可を頂いたので、早速ほりほり(*´ω`)
面メンめ~ん
美しき、面の数々(☆。☆)
の記事でも以前ご紹介しましたが、面の種類はとっても多く、その使い分けが出来る職人も少なくなってきました。
建具の桟の隅角を保護したり、美しい陰影を演出したりする「面」
建具では特に、
〇板戸・ガラス戸・格子戸などの建具の種類によって
〇桟の寸法によって
〇デザインによって
面を使い分けます。
更に職人の中の職人となると、その建物やその部屋の雰囲気を捉えて、照明で浮かびあげる面の陰影を考慮して面を取ります。
記事の冒頭で登場した障子も、なんてったってこの面が素晴らしい☆
私:「この面!!」
職人:「うん、この部屋、他に戸襖と板戸も入るしな、障子が片面のと両面のやろ~ほなけん」
!!!!!
やっぱり~~(☆。☆)
その建具の入る位置、他の建具の種類等を考慮して、一般的な横組障子で用いる面と異なる面にしていたんです☆
さすが職人の中の職人(*^-^*)
板戸の框の仕口で使う2枚ほぞもあったのでパシャリ
2枚ほぞは、狂いが少なく、大きな強度の得られる仕口で、重い建具の仕口に用いられます。
面を堪能しながら、建具職人のこれまで手がけた思い入れのある建具の話を沢山聞いて、今日もとっても楽しい時間を過ごせました(*^-^*)
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